皆様、こんにちは。兵庫県加古川市で工場・プラントの配管工事や機械製造を手がけております榊工機です。
配管の設置工事では、溶接による配管の接続作業がよく行われます。この「配管溶接」は高い技術力が求められ、一定の危険も伴う仕事です。その分、しっかりと技術を習得すればステップアップにつながり、収入のアップも見込めます。今回は配管溶接工の仕事内容や、持っていると役立つ資格をご紹介します。
■専門性の高い配管溶接は魅力的!
配管の接続方法としては、開先(接続部分)をネジ状に加工してつなげる「ねじ込み接続」や、ボルトとナットでつなげる「フランジ接続」などがあります。しかし、これらの接続方法は圧力に弱く、水などを供給するための配管の接続には適していません。その点、配管溶接による接続は高い耐久力が得られ、高圧が加わる配管の接続にも使えるのが特徴です。
一方、溶接する以上は危険も伴いますし、確実に接続するためには高い技術力が要求されます。工場では天井付近に配管を設置することも多く、高所での配管溶接は非常に難易度の高い作業です。安全に行うためには、現場の事前確認や道具の準備が欠かせません。配管溶接工は、一般的な配管工に比べて専門性の高い仕事といえるでしょう。
もちろん、高度な技術を習得して難易度の高い仕事に携われるようになれば、給与にも反映されます。配管工としてステップアップを図りたい時は、積極的に配管溶接の技術を身につけるのがおすすめです。
なお、配管溶接は工場などの現場に赴いて作業することも多く、現場に合わせた対応が求められます。これも難易度を高くしている一因なのですが、臨機応変な対応力を身につけることができ、仕事のマンネリ化を防げるという利点もあります。
■配管溶接に必要な主な資格
配管溶接を行うためには、溶接の方法に応じた資格を取得している必要があります。専門資格があればより難易度の高い作業ができるようになり、ステップアップにもつながるので、積極的に取得するのが望ましいでしょう。特に取得しておきたい資格は以下の2つです。
・アーク溶接特別教育
アーク放電を利用したアーク溶接を行うためには、「アーク溶接特別教育」を受講する必要があります。2日間で学科11時間、実技10時間の講習を受ければ取得でき、試験はありません。満18歳以上であること以外には受講資格もないので、取得しやすい資格といえるでしょう。
・ガス溶接作業者
可燃性ガスを使用するガス溶接を行うためには、「ガス溶接作業者」の資格が必要です。2日間で学科9時間(1時間の試験を含む)、実技5時間の講習を受講すれば取得できます。試験がある分、アーク溶接特別教育に比べると難易度は上がりますが、しっかりと準備をして臨めば取得は難しくありません。
■取得していると役に立つその他の資格
溶接に直接関わるもの以外にも、取得しておくと便利な資格はあります。以下の2つを持っていれば多くの場面で役立つので、ぜひ取得を目指してください。
・玉掛作業者
クレーンなどに物を掛け外しする「玉掛け」を行うのに必要な資格です。配管工事では、配管をはじめとする重いものをクレーンで移動させることが多く、ほぼ必須の資格といえるでしょう。1t未満の荷物の玉掛けには9時間の特別教育、1t以上の荷物の玉掛けには19時間の技能講習(試験あり)の受講が必要です。
・高所作業車運転者
上昇する作業床を備えた高所作業車(リフト車)を用いて作業をする時に必要な資格です。保有していれば工場の天井付近など、高所での配管設置・溶接作業ができるようになります。作業床の高さが10mに満たない場合は9時間の特別教育、10m以上の場合は17時間の技能講習の受講が必要です。
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